AntiX は、古いパソコンでも快適に動作する軽量なLinuxディストリビューションです。今回は、AntiXのインストール手順を初心者でも分かりやすいようにステップごとに解説します。
AntiX のインストール手順
1. ダウンロードと準備
まずは、AntiX のインストールファイル(ISOイメージ)をダウンロードし、ブートメディアを作成します。
ステップ1: AntiX の公式サイトにアクセスし、最新のISOイメージをダウンロードします。
- 公式サイト: https://antixlinux.com/
- 通常、32bit版と64bit版があります。自分のPCのアーキテクチャに合ったバージョンを選びましょう(古いPCは32bitが多いです)。
ステップ2: ダウンロードしたISOイメージをUSBメモリやDVDに書き込みます。
Rufusを使ったUSBブートメディア作成手順
- Rufusをダウンロードして起動します。
- ダウンロードしたAntiXのISOイメージファイルを選択します。
- 「スタート」ボタンをクリックし、ブート可能なUSBメモリを作成します。
2. PCをUSBから起動する
ステップ3: インストールしたいPCをUSBまたはDVDから起動する準備をします。
- PCを再起動し、BIOSまたはUEFI設定画面に入り、ブートオプションでUSBメモリまたはDVDを最優先に設定します。通常、起動時に
F2
、F12
、ESC
キーなどを押すことでBIOSにアクセスできます。
ステップ4: USBメモリからAntiXのインストーラーが起動します。起動後、以下の選択画面が表示されます。
- 「Boot AntiX」または「Safe Video Mode」などから選べますが、特に問題がなければ「Boot AntiX」を選んで進みましょう。
3. インストールを開始
ステップ5: AntiXのLive環境が立ち上がったら、デスクトップ上の「Install AntiX」をクリックしてインストールを開始します。
ステップ6: 言語を選択します。インストーラーが起動したら、まずは使用する言語を選択します(例:日本語を選択)。
4. パーティションの設定
ステップ7: 次にディスクのパーティション設定を行います。インストール先のハードディスクを選択し、パーティションを設定します。
- 初心者の場合は、自動パーティションのオプションを選ぶと簡単です。「Auto-install」や「Guided partitioning」などを選択すると、システムが自動的にディスクを分割し、インストールしてくれます。
カスタムパーティション
- より高度なユーザー向けに、カスタムでパーティションを設定するオプションもあります。
/
(ルート)、/home
(ホームディレクトリ)、swap
(スワップ領域)を適切に割り当てましょう。
5. インストールの設定
ステップ8: ユーザー名とパスワードを設定します。
- ユーザー名、パスワード、ルート(管理者)パスワードを入力する画面が表示されますので、ここで各情報を入力します。
ステップ9: インストールを開始します。
- すべての設定が完了したら、「インストール」ボタンをクリックし、AntiXのインストールが開始されます。インストールには数分かかります。
6. インストール完了後の設定
ステップ10: インストールが完了したら、PCを再起動します。
- 再起動の際、USBメモリやDVDを取り外し、正常にAntiXが起動することを確認します。
ステップ11: システム設定の最終調整を行います。再起動後、最初に表示される画面でタイムゾーンやキーボードレイアウトなどを設定します。
まとめ
これでAntiX のインストールが完了です!お使いの古いPCが新たに軽量で高速なOSに生まれ変わり、快適に使用できるようになります。AntiXは、低スペックのパソコンでもスムーズに動作する優れた選択肢です。
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