MX Linuxは、軽量でありながら安定した動作が魅力のLinuxディストリビューションです。古いPCでも動作するため、初心者でも気軽に試せます。ここでは、MX LinuxをUSBメモリからインストールする手順を、わかりやすく解説します。
1. MX Linuxのダウンロード
まず、MX Linuxのインストール用ISOファイルをダウンロードします。
MX Linux公式サイトにアクセス
「Standard ISO」 か 「Advanced Hardware Support (AHS) ISO」 を選択
- Standard ISO:通常のPC向け
- AHS ISO:最新のハードウェアに対応
ミラーサイトを選び、ダウンロード開始。
2. ブートUSBの作成
ダウンロードしたISOファイルを使用して、USBメモリにMX Linuxをインストールできる「ブートUSB」を作成します。
必要なもの:
作成手順:
Rufusのインストール
- Windowsユーザーは、Rufus公式サイトからRufusをダウンロードし、インストールします。
USBメモリをPCに挿入
- 注意:USBメモリの中身はすべて消去されます。
Rufusを起動
- 「デバイス」にUSBメモリを選択。
- 「ブートの選択」でダウンロードしたMX LinuxのISOファイルを選ぶ。
- 「スタート」をクリックしてブートUSBを作成します。
3. BIOS/UEFI設定の変更
次に、PCをUSBから起動できるように設定します。
- PCを再起動
- 起動中に「F2」「F12」「DEL」などのキーを押して、BIOS/UEFIメニューに入る(メーカーによって異なります)。
- ブートオーダー(起動順序)で「USB」を最優先に設定。
- 設定を保存して、PCを再起動します。
4. MX Linuxのライブ環境での起動
BIOS/UEFIの設定後、PCを再起動すると、作成したUSBメモリからMX Linuxが起動します。最初に「MX Linux Live」モードが表示されます。
- 「MX Linux Live」モードを選択してEnterを押す。
- MX Linuxのデスクトップが表示されます。この状態でインストール作業を進めることができます。
5. MX Linuxのインストール
MX Linuxのデスクトップ環境が起動したら、インストールを開始します。
「Install MX Linux」 アイコンをダブルクリック。
言語の選択(日本語を選ぶ)。
インストール先のドライブを選択
- 新しいパーティションを作成する場合、インストーラがガイドしてくれます。
- システム全体にインストールする場合は、すでにあるパーティションを削除する選択肢もあります。
ブートローダーのインストール
- ブートローダーをインストールするか尋ねられます。通常は「はい」で問題ありません。
ユーザー名とパスワードの設定
- ログイン用のユーザー名、パスワードを設定します。
インストールが完了したら、再起動を促されます。USBメモリを取り外して再起動します。
6. MX Linuxの初期設定
再起動後、MX Linuxが起動します。最初に行うべき設定を確認しましょう。
- 言語とキーボードレイアウトの確認。
- ネットワーク設定(Wi-Fiや有線接続)を確認し、インターネット接続を確立。
- ソフトウェアのアップデートを行い、最新のパッチや機能をインストール。
7. お好みでカスタマイズ
インストールが完了したら、デスクトップのテーマやアイコンをカスタマイズしたり、必要なソフトウェアをインストールして自分だけの環境を作りましょう。MX Linuxは、軽量でありながら自由度の高いカスタマイズが可能です。
まとめ
MX Linuxは初心者にも扱いやすく、古いPCにも適した軽量で高速なLinuxディストリビューションです。USBメモリを使ったインストール手順は比較的簡単で、ガイドに従えば迷うことなくインストールできます。ぜひ、この機会にMX Linuxを体験してみてください!
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