スキップしてメイン コンテンツに移動

AppArmor基本コマンド一覧


Linux Mint で AppArmor を操作するための基本的なコマンドをいくつか紹介します。

AppArmor の状態確認

  • sudo aa-status: AppArmor の全体的な状態を表示します。ロードされているプロファイルや、強制モード(Enforcing)か学習モード(Complaining)かを確認できます。
  • sudo apparmor_status: より詳細な AppArmor の状態を表示します。各プロファイルの詳細や、現在どのプロセスがどのプロファイルに属しているかを確認できます。

プロファイルの操作(<profile_name>は指定したプロファイル名に書き換えてください

  • sudo apparmor_parser <profile_name>: 指定したプロファイルを AppArmor にロードします。
  • sudo apparmor_parser -r <profile_name>: 指定したプロファイルを再ロードします。プロファイルに変更を加えた場合などに使用します。
  • sudo apparmor_parser -R <profile_name>: 指定したプロファイルをアンロードします。

プロファイルのモード変更<profile_name>は指定したプロファイル名に書き換えてください

  • sudo aa-complain <profile_name>: 指定したプロファイルを学習モード(Complaining)に変更します。
  • sudo aa-enforce <profile_name>: 指定したプロファイルを強制モード(Enforcing)に変更します。

その他

  • sudo systemctl start apparmor: AppArmor サービスを開始します。
  • sudo systemctl stop apparmor: AppArmor サービスを停止します。
  • sudo systemctl restart apparmor: AppArmor サービスを再起動します。
  • sudo systemctl enable apparmor: システム起動時に AppArmor サービスが自動的に開始されるように設定します。
  • sudo systemctl disable apparmor: システム起動時に AppArmor サービスが自動的に開始されないように設定します。

注意:

  • AppArmor の操作には sudo 権限が必要です。
  • AppArmor の設定を変更する際は、十分に注意してください。誤った設定はシステムのセキュリティに影響を与える可能性があります。
  • AppArmor の詳細な使い方については、man apparmorman apparmor_parser などでマニュアルを参照してください。

これらのコマンドは AppArmor の基本的な操作を行うのに役立ちます。より高度な使い方や、特定のニーズに応じたコマンドについては、AppArmor のドキュメントやオンラインリソースを参照してください。

コメント

このブログの人気の投稿

RkhunterとFail2banの基本コマンド集でサーバーを守る!

Rkhunterの基本コマンド集 1. Rkhunterのデータベース更新 sudo rkhunter --update 説明 : ルートキットの定義データベースを最新の状態に更新します。 2. システムチェック sudo rkhunter --check 説明 : システムをスキャンし、ルートキットや不正な設定ファイルを確認します。 3. 詳細なチェックレポート sudo rkhunter --check --rwo 説明 : 警告のみ表示し、問題があれば対応が必要です。 4. ログファイルの確認 sudo cat /var/log/rkhunter.log 説明 : スキャン結果を保存しているログファイルを確認できます。 5. インストールされているファイルの整合性チェック sudo rkhunter --propupd 説明 : ファイルの整合性チェックデータベースを更新します。システム変更後に実行してください。 Fail2banの基本コマンド集 1. Fail2banサービスのステータス確認 sudo systemctl status fail2ban 説明 : Fail2banサービスが正常に動作しているか確認します。 2. Fail2banの監視中のログの確認 sudo fail2ban-client status 説明 : 現在Fail2banが監視しているログとアクティブなjail( 監視対象のサービス )を確認します。 3. 特定のjailのステータス確認 sudo fail2ban-client status sshd 説明 : sshd Jailの詳細なステータスを確認します。SSHサービスの監視状況などがわかります。 4. 特定のIPアドレスを手動でBanする sudo fail2ban-client set sshd banip <IPアドレス> 説明 : 指定したIPアドレスをSSH Jailで手動でブロックします。 5. 特定のIPアドレスを手動でUnbanする sudo fail2ban-client set sshd unbanip <IPアドレス> 説明 : 手動でBanしたIPアドレスを解除します。 これらのコマンドを覚えておくことで、セキュリティ管理がより効率的になります。

Windows 10から簡単移行!Chrome OS Flexでセキュリティも万全に

Windows 10からChrome OS Flexに乗り換え!操作感をWindowsに近づけるためのポイントとセキュリティ対策 Windows 10のサポート終了が迫る中、軽量でクラウド中心のOSである Chrome OS Flex に乗り換えを検討する方も増えています。( Chrome OS Flexのインストール方法はこちらの記事で説明しています ) 今回は、Chrome OS FlexをできるだけWindowsに近い操作感で使う方法と、セキュリティ面でのメリット・注意点について紹介します。 Chrome OS FlexをWindowsライクに使うためのポイント 1. ファイル管理は「ファイル」アプリで Chrome OS Flexには「 ファイル 」アプリが標準搭載されており、Windowsのエクスプローラーと同じようにファイルやフォルダーを管理できます。 ドラッグ&ドロップ や 右クリックメニュー も対応しているので、ファイル操作に大きな違和感はありません。 クラウドストレージとの連携も強力で、Google Driveなどに簡単にアクセスできるのも利点です。外付けドライブの取り扱いも可能ですが、Windowsのようなシステムドライブの構造は異なるので注意が必要です。 2. ショートカットキーでスムーズな操作 Windowsと同様のショートカットキーもいくつか利用可能です。例えば、 Ctrl + C や Ctrl + V のコピー&ペーストはそのまま使用できます。また、 Alt + Tab でのウィンドウ切り替えもWindowsライクな操作感です。ただし、全てのショートカットが対応しているわけではないため、Chrome OS固有のショートカットに慣れる必要があります。 3. Microsoft Office代替としてGoogleアプリを活用 Chrome OS Flexでは、Windowsアプリを直接インストールできませんが、 Google Docs、Sheets、Slides といったGoogleアプリでMicrosoft Officeの代わりとして十分に作業が可能です。また、Microsoft Officeのオンライン版も利用できるので、必要に応じてそちらを使うことも一つの選択肢です。 4. デスクトップの管理 Chrome OS Flexでは、スタート...

Zorin OSのインストールを簡単に解説

Zorin OSは、Linux初心者でも簡単にインストールできるよう設計されたディストリビューションです。この記事では、Zorin OSのインストール手順をわかりやすく解説します。初めてLinuxを使う方でも、以下のステップに従うことでスムーズにインストールできます。 【ステップ1】Zorin OSのダウンロード まずはZorin OSの公式サイトからインストール用のISOファイルをダウンロードしましょう。 Zorin OS公式サイト にアクセスします。 無料版「 Zorin OS Core 」または軽量版「 Zorin OS Lite 」を選択します。       ( 古いPCを使っている場合は、Zorin OS Liteが軽快に動作するのでおすすめです。 ) ダウンロードボタンをクリックし、ISOファイルをパソコンに保存します。 【ステップ2】ブート用USBメモリを作成 次に、ダウンロードしたISOファイルを使って、ブート可能なUSBメモリを作成します。これには「 Rufus 」などの無料ツールを使います。 Rufus の公式サイトからソフトをダウンロードし、インストールします。 Rufus公式サイト USBメモリ( 8GB以上の空き容量があるもの )をパソコンに差し込みます。 Rufusを起動し、以下の手順でブートUSBを作成します。 「 デバイス 」でUSBメモリを選択 「 ブート選択 」でダウンロードしたZorin OSのISOファイルを指定 「 スタート 」ボタンをクリックして作成開始 【ステップ3】パソコンの起動順序を変更 次に、パソコンをZorin OSのインストールUSBから起動するように設定します。 パソコンを再起動し、BIOS/UEFI設定に入ります(通常、電源投入時に「 F2 」「 F10 」「 Del 」キーを押すと入れます)。 「 Boot 」や「 起動 」タブに移動し、USBデバイスを最初に起動するように設定します。 設定を保存して終了します( Save & Exit )。 【ステップ4】Zorin OSのインストール BIOS/UEFIでUSBメモリから起動できたら、いよいよZorin OSのインストールを始めます。 USBメモリからパソコンを起動すると、Zorin OSのライブセッション画面が表示されます。ここでは実際にイン...